“人に期待しすぎて傷つく私”をやめる方法
期待したら自分が傷つくとわかっているのに、
それでも、つい期待してしまう。
仕事、家族、子ども、パートナー、大切な人。
相手が大切であればあるほど、期待してしまい、思い通りにならなかったときに傷ついてしまう。
そんな場面は、誰にでもあると思います。
けれど、もし「相手に期待すること」を少しずつやめられたら、
相手の言動に振り回されて悩む時間は、ぐっと減っていきます。
今日は、相手と信頼関係を築きながら、
それでも自分を傷つけないための
「相手に期待しない考え方」についてお話ししていきます。
まず大前提として、
人に期待をしすぎるというのは、人生の方向性がずれているということに気がついて欲しいです。
人に期待をするのではなく、
本来、期待を向けるべき相手は「自分自身」です。
もっと言えば、
自分自身の可能性に100%期待をするということです。
人に期待は一切しない。
けれど、自分には期待をする。
この方向性がとても大切です。
もしかしたら、人に期待しすぎてしまう人ほど、
自分の人生をどこか後回しにしているのかもしれません。
相手が変わってくれたら。
子どもがこうなってくれたら。
パートナーがわかってくれたら。
職場の人がもっとこうしてくれたら。
そうやって、相手が変わることを待っているうちに、
本当は自分がどう生きたいのか、
自分は何をしたいのか、
そこから目をそらしてしまっていることがあります。
自分の人生を主体的に生きる
有名な書籍『7つの習慣』の中で、
スティーブン・R・コヴィー先生は、第1の習慣として
「主体的である」ことを伝えています。
どうしても人に期待してしまう。
相手のことで頭がいっぱいになってしまう。
そんな方に、何度も思い出してほしい考え方があります。
それが、コヴィー先生が提唱している
「関心の輪」と「影響の輪」です。

これは、自分がどれくらい主体的に生きているのかを知るための、ひとつの方法です。
私たちは誰しも、さまざまなことに関心を持っています。
健康のこと。
家族のこと。
職場のこと。
パートナーのこと。
子どものこと。
政治や社会のこと。
いろいろな関心ごとがあると思います。
まずは、自分が気になっていることを
「関心の輪」の中に書き出してみます。

そして次に、その中に
自分がコントロールできるものと、
自分ではコントロールできないものがあることに気づいてみてください。
その中で、自分が実際にコントロールできること。
自分の行動によって影響を与えられること。
それが「影響の輪」です。関心の輪よりも小さな輪ができます。

ここで一度、振り返ってみてほしいのです。
あなたは今、
自分の時間と労力を、どちらの輪に多く使っているでしょうか。
主体的な人は、
自分が影響を与えられる領域にエネルギーを注いでいます。
反対に、明日の天気のこと、政治のこと、相手の気持ち、子どもの結果、他人の反応など、
自分がどれだけ考えても直接コントロールできないことに時間や労力を奪われているときは、
一度立ち止まってみてほしいのです。
そんなときの魔法の言葉があります。
「私は何がしたいんだろう」
「私には何ができるだろう」
この2つです。
たとえば、子どもの受験のために塾に入れている親御さんが、
「どうしたら子どもの成績を上げられるだろう」
と悩み続けているとします。
もちろん、子どものことを大切に思う気持ちは自然なことです。
けれど、子どもの成績そのものや、やる気は
親が直接コントロールできるものではありません。
そこにばかりエネルギーを使い続けると、
親も苦しくなり、子どもも苦しくなってしまいます。
人をコントロールしようとしてはいけません。
子どもは親が直接口に出さなくても、親の今発しているエネルギー状態を感じて
親の状態を判断しています。
親からのコントロールのエネルギーを感じ取った瞬間、
子どもはコントロールから逃れようとします。
コントロールしようとするなら、
本当に向き合うべきなのは、自分自身の人生です。
相手を変えようとしていることに気がついたら、
影響の輪、関心の輪にまず立ち戻ってみてください。
私には、どんなやりたいことがあるのだろう。
本当はやりたいことがあるのに、そこから目をそらしていただけではないだろうか。
今の私にできることは何だろう。
そんな問いから始めてみるのです。
そして、子どもはそんな親の姿を見て育ちます。
親が誰かに期待するのではなく、
自分の人生を歩み始めた瞬間に、
子どももまた、自分の人生を歩み始めるのです。
子どもに何かをさせようとする前に、
まず親自身が、自分の人生に戻ること。
それが、子どもにとっても
一番大きなメッセージになるのだと思います。
人に期待しすぎて傷つくとき、
私たちは相手の人生に意識が向きすぎています。
でも本当は、
自分の人生に戻ってくるタイミングなのかもしれません。
人に期待しないというのは、
相手を諦めることではありません。
相手を信じながら、
自分の人生の主導権を、自分に取り戻すことです。
相手には期待しない。
でも、相手の可能性は100%信じる。
そして何より、
自分自身の可能性に100%期待する。
その姿勢が、
人に振り回されず、自分らしく生きるための第一歩になるのだと思います。
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